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外壁塗装の耐用年数は?主な劣化症状について解説

2024/06/06

外壁はそのもの本体だけでは防汚、防カビ、防水などの機能が足りないものも多くあります。
そんな外壁をしっかりと保護してくれるのが「外壁塗装」だと言えます。
この塗装は一度塗装すれば永久にそのままというわけではなく、時間とともに劣化していきます。
塗装が劣化してくると、ひび割れ、膨れ、剥がれ、色褪せといった症状が出てきます。
そこでここでは外壁塗装はどのように劣化症状が出てくるのか、耐用年数はどれくらいなのかということについて紹介していきたいと思います。

外壁塗装の色褪せが起きてくると劣化サインとなる

 

外壁塗装の劣化症状にはいくつかの種類がありますが、大きなものとして「色褪せ」があります。
そこでここではまず劣化症状の「色褪せ」について紹介していきます。

色褪せの主な原因は経年劣化である

外壁は建物の中でも外に面しているため、紫外線や雨風に常にさらされています。
塗膜は紫外線を強く浴び続けることによって原料である顔料の結びつきが弱くなり、色褪せにつながってきます。
特に建物の南側の外壁は日当たりが良いために早く色褪せしていくという傾向があります。
もちろん顔料の成分によっても劣化しやすいかどうかは違ってくるため、日当たりが良い外壁には紫外線に強いものを選ぶことも重要です。

色褪せで発生する劣化症状、劣化サインとは

外壁塗装が色褪せしてくると色々な劣化のサインがでてきます。
ここではよく見られる劣化サインについて紹介していきます。

・チョーキング現象
「チョーキング現象」とは塗料が劣化してきたことでチョークのような白い粉が出る現象です。
白い粉のようなものが多く出ているほど劣化が進んでいると言えますし、ここまで粉が出ている状態になると防水性がかなり低下しています。
劣化が進んでいると、大雨、ゲリラ豪雨、台風などの時には外壁を通して建物内に水が入ってきやすくなり、外壁部分にカビが生えたり、内部に使用されている木材が腐食したり、建物内部にシロアリが発生したりすることにもつながっていきます。
チョーキング現象が発生しているとわかりやすく劣化しているので早い対応が必要となります。

・クラック現象
外壁塗装が色褪せてくると「クラック現象」が発生する場合もあります。
クラック現象とは塗膜の表面部分にひび割れが起きる現象です。
外壁塗装にひび割れが起きるとそこから水が侵入しやすくなるため、防水性は大きく低下していきます。
もちろんひび割れしている外壁は見た目も悪くなりますし、地震などの際には崩れやすくなります。

外壁塗装の剥がれや膨れについて

外壁塗装の劣化は色褪せが多いのですが、その他にも「剥がれ」「膨れ」といったものもあります。
ここではそんな「剥がれ」「膨れ」について紹介していきます。

「剥がれ」「膨れ」はどういったことが原因で起こるのか

外壁塗装が剥がれたり、膨れたりすることによって外壁にさまざまなトラブルが起きます。
では外壁塗装の剥がれや膨れはなぜ起きるのでしょうか。

・下塗り塗料や下塗り材が適切ではない、塗り方を間違えている
外壁塗装は一般的に「下塗り」「中塗り」「上塗り」という三回の重ね塗りをするようになっています。
この際、下塗りには下塗り専用塗料が、上塗りには上塗り専用塗料が使われるのですが、これが曖昧にされていたり、使用用途と違う塗料を使ったりすることで塗料が外壁にしっかりと密着せず剥がれやすい、浮きやすいという状況になるのです。

また、塗料は使用する量、希釈する水の量などについて細かく規定がされています。
基本的には塗料メーカーが規定している通りに使用するのですが、実際に外壁塗装を行う際にはその地域の温度やその日の天候、湿度などによってもっとも適切なバランスを考える必要があります。
こういったことは職人に知識や経験がなければ行うのが難しい点でもあるため、ベテラン職人の腕の見せ所でもあります。
こうした塗料や水の量を間違えたりすると塗料が本来持っている性能が発揮できないという状態となり、剥がれや膨れの原因にもなってきます。

・下地処理を適切に行っていなかった
外壁塗装の下塗りを行う前には適切に下地処理を行う必要があります。
職人が適切な塗料を適切な方法で塗ったとしても、もともとの塗装面の状態が悪いとしっかり塗料が接着しないのです。
下地処理は以下のようなものです。
高圧洗浄」・・・高圧洗浄機を使って強力な水圧で水を噴射してほこりや汚れを除去する
クラック補修」・・・ひび割れ、亀裂などをコーキング材などで補修しておく
ケレン作業」・・・錆び、古い塗膜などを専用の道具を使って削り落とす作業
これらの下地処理を適切に行うことによって塗装面を滑らかにし、亀裂がない、汚れがない状態で塗料を塗っていくことができるようになります。
このように塗装をする前には下地処理をしっかりと行うことが求められるのですが、こうした下地処理が適切に行われていないと剥がれや膨れが起こりやすくなってしまいます。

「剥がれ」「膨れ」の劣化サインや発生した場合の影響は

外壁部分の塗装が剥がれたり膨れたりしてくると色々なトラブルが起きてきます。
そうした劣化のサインにはどういったものがあるでしょうか。
「剥がれ」「膨れ」の場合は劣化してくるとわかりやすく見た目で判断できるようになります。
外壁塗装が剥がれてきているとまず見た目が悪くなります。
美観が著しく低下して建物が古い、汚い、整備されていないという印象を強く与えてしまうでしょう。
膨れについても壁の近くまで行って見たり、外壁を触ってみるとすぐにわかるようになります。
このように塗料が剥がれたり膨れたりすることによって外壁塗装が持っている「耐水性」「耐光性」「衝撃保護」などの効果が低下してきます。
特に塗装が剥がれたりしてくると、その部分から雨水が侵入しやすくなり、雨漏りやシロアリの発生の原因となってきます。

参考サイト▷:雨漏りとシロアリの関係は?原因と予防方法を解説

剥がれや膨れに対するメンテナンス方法について

外壁において一度塗装が剥がれたり、膨れたりしてしまうと、その部分を放置していて自然修復するということはありません。
その剥がれた部分から水がどんどん侵入して悪化していくだけとなります。
そのため、塗膜が剥がれている、膨れているという場合はできるだけ早く対応することが必要となるのです。
剥がれている部分が広がってくるとそれだけ被害も大きくなると思っておきましょう。

塗装が剥がれてくると塗装をし直すことになります。
もちろんこうした際には費用がかかってくるのですが、塗装工事をしてまだそれほど時間が経っていないなどの条件によっては工事業者の「自社保証」、塗料メーカーの「メーカー保証」が利用できる場合があります。
これらが利用できれば費用を抑えることが可能となるのですが、被害が大きくなっても放置していた場合、保証が使えなくなる可能性もあります。
塗装が剥がれているといった場合は、必ずメンテナンスの必要がありますので、できるだけ早く対応するようにしましょう。

外壁塗装の塗料ごとの耐用年数と費用の目安について

外壁塗装の耐用年数はその建物の立地、地域の気候などによっても変わってきますが、大きな要因となるのは塗料の違いです。
そこでここでは塗料ごとの耐用年数と費用の目安について紹介していきます。

ウレタン塗料について

価格相場:1,800円~2,500円(㎡単価相場)
ウレタン塗料は耐用年数は5~10年ほどと比較的短めとなっていますが、費用も安価で利用できるために使用しやすいものとなっています。
また、外壁が木材や金属などさまざまな素材のものに対しても塗装することができます。

アクリル塗料とは

価格相場:1,000円~1,500円(㎡単価相場)
アクリル塗料は耐用年数が5~8年程度と非常に短いものとなっています。
そのため長い耐用年数が求められるような建物や一般的な住居にはあまり使われることがありません。
塗装工事に手間と時間がかかるような大きな建物、マンション、ビルなどには使われないのです。

アクリル100%(ピュアアクリル)塗料とは

価格相場:3,800円~4,500円(㎡単価相場)
こちらはアクリル塗料と似たような塗料ではありますが、実際にはまったく違うものとなります。アクリル塗料から不純物を完全に除去した「ピュアアクリル」と呼ばれる塗料です。
弾性が強いためにひび割れに強いという特徴があります。
不純物が入っていないために性能が非常に高く、機能性を求めるのであれば非常におすすめです。
また耐用年数も長めに設定されており、フッ素塗料などと同じくらいの10年以上という耐用年数を誇っています。

シリコン塗料とは

価格相場:2,500円~3,500円(㎡単価相場)
シリコン塗料の耐用年数は8~15年程度となっています。
シリコン塗料の価格はウレタン塗料よりも高くなりますが、耐用年数が長くなっているためコストパフォーマンスのバランスに優れているため、日本でもっとも幅広く普及していると言われている塗料です。

フッ素塗料とは

価格相場:3,500円~5,000円(㎡単価相場)
フッ素塗料は他の塗料と違って耐用年数が10~20年ほどとかなり長めになっています。
こちらも価格は高くなりますが耐用年数が長いために外壁塗装を頻繁に行いたくない、高層マンションなどであまり塗装を頻繁に行うことができない場合などにおすすめの塗料となっています。

ラジカル塗料とは

価格相場:3,000円~4,000円(㎡単価相場)
ラジカル塗料はまだ使用されてあまり歴史がない塗料で、比較的新しい塗料です。
塗料の呼ばれ方についても「ラジカル塗料」「ラジカルフリー塗料」「ラジカル制御型塗料」などまだ決まった呼び方がありません。
まだラジカル塗料は使用されてからそれほど年数が経っていないためにまだ実践結果が出ていません。
そのためあくまでも耐久試験での耐用年数の目安となっていますが、10~15年程度の耐用年数と考えられています。

まとめ

外壁塗装の耐用年数は使用する塗料によって大きく違ってきます。
また、それ以外の要因として建物の立地や地域の気候、下地処理を適切に行ったか、塗料を適切な方法で使用したかなどがあります。
劣化してくると「色褪せ」「剥がれ」「膨れ」などが発生しますので、これらの劣化サインが出たらメンテナンス時期だと言えま弊社はます!職人が直接施工する職人直営店のため、中間マージンなど余分な費用がかかりません。品質には常にこだわり、妥協せず、お客様のご要望には柔軟に対応いたします。また若さというフットワークの軽さを活かしてお問い合わせには迅速に対応いたします!

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