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ベランダ防水塗装の必要性と雨漏りのリスクについて

2024/06/06

ベランダ防水塗装の必要性と雨漏りのリスクについて

ベランダは建物の部位の中でも外に面しているということもあって雨や風などの影響を受けやすいだけでなく、晴れている日には紫外線のダメージも受ける部位となっています。
そのために劣化もしやすく、適切にメンテナンスをしていないと雨漏りにつながるということもあります。
雨漏りというと外壁や屋根が原因になることが多いのですが、ベランダが原因で雨漏りが発生することも多くあるのです。
そこでここではベランダの防水塗装の必要性、雨漏りのリスク、メンテナンス方法などについて紹介していきたいと思います。

ベランダの中でも雨漏りしやすい部分とはどこなのか

ベランダと一口にいってもさまざまな部位が組み合わさってできています。
それぞれの部位に特徴があり、雨漏りへの対策も違っています。
そこでここではベランダの部位の特徴とそれぞれの部位のメンテナンス方法について紹介していきます。

ベランダの床面部分、防水層部分

ベランダの部位の中でももっとも面積が広く、ベランダとしてのイメージも強いのがこの床面部分であり、同時にもっとも雨漏りの原因となる部分でもあります。
ベランダの人が歩くスペースである床面部分は「防水層」と呼ばれる部位となっており、防水がもっとも必要となっている部位です。
外から吹き込んでくる雨風をもろに受ける部分でもあり、干した洗濯物の水分を受ける部分でもあります。
さらに紫外線を受けることでも劣化はしていきますし、人が歩くことでも劣化していきます。
これらのダメージを受け続けることによって床面部分が劣化してくることで保護している「トップコート」と呼ばれる部分が剥がれる、薄くなる、ひび割れするという現象が起きてくるのです。
普通に使用していると10年前後で劣化してくることとなる防水層ですが、表面が劣化しているだけであれば補修メンテナンスをすることで機能が回復する場合があります。
しかし、大きく剥げている、大きなひび割れができているという状態になってくると床面本体が劣化している場合がありますので、その場合は防水工事を行って新しく防水層を作っていくこととなります。
この床面部分が劣化していると雨漏りにつながりやすいので注意が必要です。

排水溝や排水口の周辺部分

ベランダ部分に降った雨水、入り込んだ雨水はベランダの端にある溝を通って排水口から外部に排水されていくことになります。
ここが正常に機能していれば適切に水が外部に排出されているのですが、この排水溝や排水口付近が劣化していくと雨漏りの原因となります。
特に排水ドレンが劣化している、排水口と防水層の取り合い部分が劣化しているといった症状が出ている場合は排水ドレンを交換する工事を行う必要があります。
また、排水溝や排水口付近は落ち葉やゴミなどが溜まりやすく、これらが詰まることで適切に水が排出されないということもあります。
こうした落ち葉やゴミについては業者でなくても掃除することが可能ですので、定期的に掃除をすることで水の流れを確保することができます。
水の流れが悪くならないように定期的に掃除をするようにしましょう。

腰壁部分

ベランダは建物の2階や3階、マンションなどではさらに高い位置で外に面しているため、人が落下する危険性がある部位となっています。
また外部からベランダを通して部屋の中がそのまま見えてしまうという危険性もあります。
落下や外部から見えるのを防ぐために「転落防止」「プライバシー保護」として腰壁が設置されています。
腰壁があることで落下を防ぐこともできますし、外からも部屋の中が見えにくくなります。
晴れている日などは腰壁に布団などを干すということもできます。
素材や見た目は腰壁は外壁に近いものとなっているため、外壁部分と同じようなペースで劣化していくこととなります。

どういった外壁素材を使っているのかにもよりますが、外壁の塗膜が劣化していく、ひび割れが起きている、目地のコーキングが劣化していくといった症状が腰壁にも出てくることがあります。
特に外壁素材がモルタル外壁の場合はひび割れが、サイディングボードであれば目地のコーキング劣化が起こりやすいため、注意が必要です。
この腰壁部分が見た目で黒ずんでいる、ボロボロと崩れるほど腐食しているという場合には腰壁の内部まで浸水しているということになりますので、大規模な補修工事を行う必要があります。
放置していると崩れてしまったり、雨漏りの原因になる場合もあります。
また、腰壁の塗装が薄くなっているという状態であれば塗装メンテナンスをすることで機能が復活します。

笠木部分

「笠木」と呼ばれるのは腰壁の上にある鉄製の手すりなどが設置されている部分です。
腰壁を衝撃から保護する、腰壁の耐久性を向上させるために設置されるものとなっています。
笠木は金属製のものとなる場合が多く、最近ではガルバリウム鋼板製のものが広く普及しています。
色々な種類があり、板金の笠木、手すりが上から固定されているタイプの笠木、コンクリート部分にそのまま手すりが付けられているタイプなどがあります。
笠木部分もベランダの一番外側に設置されているため、雨風にさらされやすい部位となっています。
そのため笠木が外れる、隙間が出てくる、浮いてくるといった症状が出てきます。
これらの症状が出てくると、こういった隙間から雨水が浸入して腰壁を腐食させていくということがあります

掃き出し窓部分

掃き出し窓とは建物の部屋部分とベランダ部分の間にある窓の下部分が床まであるような大きい窓のことで、部屋とベランダとを分ける境目を指しています。
たいてはそこを通って部屋とベランダとの行き来ができるようになっています。
昔はこの部分からほうきを使って掃除をして庭に向かってゴミを掃き出していたことからこの名前がついたと言われています。
外部に接している位置にある窓のため、雨水が部屋の内部に向かって吹き込みやすいという弱点があります。
窓枠の周囲にある部分のコーキングの劣化、隙間などから水が内部に入り込むと雨漏りの原因となってしまうのです。
また、窓枠の下部分の防水層にトラブルが起きやすくなるということもあるので注意しましょう。

ベランダの形状に合わせてのメンテナンスが必要

ベランダには大きく分けると一般的な戸建てに多い「外壁より外側に張り出しているベランダ」と、マンションなどに多い「外壁よりも内側にあるベランダ」という2種類があります。
それぞれの形状に特徴があり、雨漏りが発生する原因も違っているためにまずは特徴を知った上でメンテナンスを行うことが重要です。

外壁よりもベランダが外側に張り出している場合

ベランダ部分が外壁よりも外側に張り出している形状の場合は建物内、部屋の内部にまで雨が吹き込むことはあまりありません。
台風のような暴風雨でない限り部屋までは吹き込んでこないため、部屋の部分には雨漏りがしにくいと思われるかもしれません。
しかしこの形状の場合は降った雨がベランダ部分に直接当たることとなり、ベランダ部分に雨水が当たる量が多くなるためにベランダの色々な部位が劣化しやすいという特徴があります。
ベランダ部分で色々な部位が劣化して雨漏りが発生した場合には、その雨漏りは室内にも影響してくることとなりますし、軒天に雨染みができることもあります。
直接部屋の中にまで雨が吹き込んでこないからといってベランダの劣化を長期間放置しているとベランダの基礎部分から腐食してしまうということもあります。
こちらのタイプはよりこまめにベランダのメンテナンスを行うことが重要だと言えます。

外壁よりもベランダが内側にある場合

外壁よりもベランダが内側にある場合、外側に出っ張っていないタイプのベランダでは一般的な戸建て住宅の場合は居室部分の上にベランダがあるということもあります。
この場合、ベランダ部分で雨漏りが発生すると居室部分にその雨漏りが及んでしまう形状だと言えます。
ただ、マンションなどではベランダの下は下の階のベランダであることが多いので部屋には直接被害は及びにくい形状とも言えます。
戸建て住宅でこのタイプのベランダの場合は腰壁や防水層に劣化や破損がなかったとしても排水口付近にゴミや落ち葉が溜まっていくと排水が適切に行われなくなり、雨水が溢れるということがあります。
溢れた雨水は下の室内部分に侵入していってしまうため、ベランダの雨漏りがダイレクトに部屋に被害を与えるということになります。
この形状のベランダではベランダ部分に直接雨水が吹き込みにくいというメリットはありますが、ベランダ部分でトラブルが起きた場合には雨漏りが直接室内に及ぶ可能性は高くなると言えるでしょう。

ベランダ部分が原因となって雨漏りが発生した場合の対処法について

ではベランダ部分が原因となって雨漏りが発生した場合にはどういった対応をしていけば良いでしょうか。
ここではその対処法について紹介していきます。

まずは自分でできる限りの応急処置を行う

ベランダが原因で雨漏りが発生すると業者に依頼して補修工事をしてもらうこととなるのですが、業者がすぐに来られないこともあります。
業者がすぐに来られないという場合にはバケツや洗面器、シート、タオルなどを使って自分でできる限りの応急処置を行うこととなります。
室内に多くの雨漏りが発生している場合は電気系統の配線が雨水でショートしてしまうことがあるため、まずはブレーカーを落とす、電気は付けないということが重要です。
家電に水がかからないようにシートやタオルをかけるなどして応急処置を行っていきましょう。

雨漏りの原因となっている場所を特定し、補修工事を行う

雨漏りが発生している場合は、どこが原因となっているのかを特定する必要があります。
しかし、これは素人では判断できないものですので、業者に依頼して行ってもらう必要があります。
こうして雨漏りの原因となっている場所が特定できると補修工事を行っていきます。
基本的には業者に依頼して原因となっている場所の特定から補修工事までを任せることとなります。

まとめ

ベランダは建物の中でも外部分に配置されており、雨水や紫外線を強く受けることによって劣化しやすい部位でもあります。
特に床面部分である防水層が劣化することで雨漏りが発生することが多くありますので、防水層の防水メンテナンスを行うことが重要だと言えます。

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