松本市の気候からみる外壁塗装に適した時期とは？
2024/06/06
外壁塗装についてはどのような素材の外壁なのか、どういった塗料を使用するかによって大きく仕上がりが違ってきます。
また、同じ塗料であってもどの時期、季節に塗装するのかによっても仕上がりが違ってきます。
これはその地域の気候にも左右されますので、その地域に合った時期に塗装をするのが望ましいと言えます。
そこでここでは松本市の気候からみる外壁塗装に適した時期について紹介していきたいと思います。
季節ごとの外壁塗装を行うメリットとデメリット
外壁塗装を行うのは一般的には「春」「秋」が向いていると言われます。
これは時期ごとにメリットとデメリットがあり、比較的春や秋がメリットが多いとされているためです。
そこでまず季節ごとのメリットとデメリットについて紹介していきます。
春のメリットとデメリット
まずは春に外壁塗装を行うメリットについて紹介していきます。
・室内の温度上昇が起こりにくい
外壁塗装を行う際には窓ガラスやサッシ、その周囲や近隣住宅に塗料が飛散しないように養生シート、養生テープなどを使ってしっかりと養生されます。
つまり、外壁塗装を行っている期間は窓ガラスを開けて換気するということができず、時期によっては室内が蒸し暑くなるということがあります。
ただ、春であればそこまで室内の温度が上昇することはないため、比較的過ごしやすいと言えます。
・気候が安定しているため、予定通りに工期で進みやすい
春は夏や冬と比べると比較的気候が安定しているため、予定通りの工期で進められる可能性が高くなります。
工期が長くなると余計に費用がかかったり、窓ガラスを開けて換気できない期間も延びるためストレスもかかることとなります。
予定通りに工事が進むのはメリットだと言えるでしょう。
次に春に外壁塗装を行うデメリットを紹介します。
春は比較的外壁塗装に適しているとされる季節ですが、いくつかのデメリットはあります。
・希望の日程がとれるかどうかが難しい
工事がスタートすれば天候が落ち着いているということで計画通りに工事が進むことが多いのですが、そもそも希望日程がとれるかどうかが難しいというのも春の特徴です。
1年間を通して春は外壁塗装の工事依頼が多い時期ということもあって、希望の日程がとれる可能性が低くなるのです。
春に外壁塗装を行うと決めているのであれば、できるだけ早く業者に予約しておくことが重要だと言えます。
梅雨の時期のメリットとデメリット
6月ごろには梅雨に入る地域も多くあります。
この時期のメリットとしては、
・空いている時期なので希望の日程が取れやすい
梅雨の時期は外壁塗装には向いていないためにこの時期の予約は取りやすいということがあります。
自分が希望する日程の予約は取りやすい時期だと言えるでしょう。
・割引サービスやキャンペーンが行われていることが多い
仕事量が減る時期ということもあって梅雨の時期には割引サービスやキャンペーンなどが行われることも多くなっています。
繁忙期よりもかなり安い金額で外壁塗装を行うことができる可能性がある時期だと言えます。
次に梅雨の時期のデメリットを紹介します。
・雨によって工事が中断、延長されることが多い
梅雨の時期は雨が降ることが多くあります。
雨が強く降っている時には外壁塗装を行うことができないため、工事が中断する、延長になるということが多い時期だと言えます。
・乾燥しにくいため塗料が乾かない
外壁塗装で使用する塗料は乾燥すれば安定するのですが、湿度が高いとなかなか乾かずに臭いも強いままということもあります。
このようになかなか工事が完了しない、臭いが抜けないということが続いていると依頼主だけでなく近隣住民にとってもストレスとなる可能性があります。
7～8月のメリットとデメリット
夏の暑い時期、7～8月は外壁塗装に向いているのでしょうか。
ここではそんな夏の時期のメリットとデメリットを紹介します。
・暑いので早く乾く
夏は湿度も高いのですが、気温が高いということもあって塗料は早く乾きます。
外壁塗装は乾燥というのが重要ですので、早く乾くというのは大きいメリットだと言えます。
臭いも早く抜けるというのもメリットと言えます。
・昼間が長いので作業時間も長く確保できる
外壁塗装は暗くなってしまうと細かい色合いが判断しにくくなるため、できれば昼間のうちに作業をしたいところです。
夏は昼間が長い、日照時間が長くなるため作業時間を多く確保できるというメリットがあります。
逆にデメリットとしては、
・窓を閉めると暑い
外壁塗装を行う際には窓を閉め切って養生することとなります。
寒い時期であれば問題ありませんが、夏に窓を閉め切って作業をすると室内の温度はかなり高くなります。
室外機の位置などによっては作業中にエアコンをつけることができない可能性もあるので、事前に業者に確認しておかなければいけません。
・夕立、ゲリラ豪雨が多い
夏は夕立やゲリラ豪雨が発生しやすい時期でもあります。
外壁塗装の作業中にゲリラ豪雨が発生すると工事が中断してしまうため、こういったものにも注意しなければならない季節だと言えます。
9～11月のメリットとデメリット
秋は比較的春と気候が似ているので外壁塗装に適している季節だと言えます。
メリットとして、
・気候が安定していて計画的に工事ができる
秋は春と同様に比較的気候が安定しており、しかも春よりも塗料が乾燥しやすいので外壁塗装がしやすい季節だと言えます。
秋晴れが続く時などはまさに塗装日和だと言えます。
逆にデメリットとしては
・台風、秋雨前線には注意が必要
秋には春と違って「台風」が来ることがあります。
数日前には予報でわかることが多いのですが、すでに予約をしてしまっている場合は工事を延期する必要が出てくる場合があります。
・希望の日程がとれない
これは春と同様で、人気の季節ということは塗装工事の予約も多くなることがあり、希望する日程に工事ができないという場合があります。
12～2月のメリットとデメリット
冬は気温が低下するということがあり、それが外壁塗装にも影響してきます。
冬に外壁塗装を行うメリットとしては、
・空気が乾燥している日が多い
冬は空気が乾燥している日が多く、塗料が乾燥しやすいというメリットがあります。
湿度が低いというのは外壁塗装を行う際には都合が良いこととなります。
また、冬は晴れている日が多く、夕立なども少ないため工事が中断しにくいというメリットもあります。
・春や秋より費用が安い
冬は春や秋よりも工事依頼数が少ないということもあって割引サービスやキャンペーンが行われることがあります。
繁忙期よりも安く塗装工事を行うことができる可能性が高いと言えます。
冬のデメリットとしては以下のようなものがあります。
・気温が低すぎると工事が中断する
日本でも南西部であればあまり影響はありませんが、北部では気温が低くなりすぎる場合があります。
気温が5℃よりも下がると塗料が凍ってしまい、外壁に密着しなくなるのです。
また、結露や雪も外壁塗装の妨げとなります。
こういった影響を受けやすい地域では冬の塗装は向いていません。
・日照時間が短く、作業時間がとれない
冬は一年の中でも日照時間がもっとも短いため作業時間が短くなるという問題があります。
これも塗装を行う際には不利となります。
松本市の気候からみる外壁塗装に適した時期とは
ではそれぞれの季節の特徴と松本市の気候を照らし合わせて、外壁塗装に適した時期をみていきます。
適しているのはやはり春と秋
一般的に外壁塗装に適した時期は春や秋とされていますが、これは松本市でも同様です。
3～5月ごろは特に気温が高すぎることもなく、雨も多い時期ではないため外壁塗装に向いています。
春のデメリットとしては松本市では黄砂が降ってくることがあるため、黄砂が多い日は避けなければならない可能性があるということがあります。
9～11月ごろの秋についても外壁塗装に適しています。
台風を避ければ問題なく塗装をすることができるでしょう。
ただ松本市では11月下旬になるとかなり気温が低下してきますので、あまりに寒くなってくると適さないようになってきます。
適していないのは夏と冬だが、特に冬は適していない
松本市で外壁塗装を行う際に梅雨の6月や暑くなる7～8月はやはり適していません。
雨が多いと外壁塗装ができませんし、暑すぎると職人も作業効率が落ちますし、窓を閉め切ることで室内も高温になります。
窓を養生していることに加えて、エアコンが使えないという場合もありますので室内で普通に生活するのがかなり厳しい状況となるのです。
こうした温度のことを考えると、やはり夏場はあまり適していないと言えます。
ただ、松本市でもっとも外壁塗装に適していないのは冬だと言えます。
11月下旬ごろから気温が低下してきますし、12月になると霜が降って塗装ができなくなってきます。
また、このころから雪も降ってくるためそれも塗装の邪魔になります。
気温が5℃以下になることもありますし、日照時間も短くなるため、基本的には松本市では12～2月ごろに外壁塗装を行うということはありません。
よほど急ぎで行わなければならない事情がない限りはこの時期は避けるのが普通です。
まとめ
松本市で外壁塗装を行うにはやはり春や秋、特に「4月」「5月」「10月」ごろが適しているということが言えます。
ただこうした時期は工事の依頼が集中する時期でもあります。
外壁塗装の予定があり、こうした時期に工事をしたいという場合には早めに予約をしておくことが重要となります。
逆にこうした時期を外せば、外壁塗装にはあまり適さない時期となりますので、予約が取りやすい、費用が安くなるというメリットがうまれる場合もあります。
それらも含めて外壁塗装を行う時期を決めていくと良いでしょう。
