松本市にて劣化したフェンスの木部塗装〈白に色変え〉
2024/10/30
お客様のお悩みとご依頼のきっかけ、弊社からのご提案
この度はご依頼を頂きまして誠にありがとうございます。初めにフェンス塗装のお見積り依頼を頂きました。木製のフェンスで、高さ170㎝ほど、横幅は4m前後です。劣化してきたことに加え、お色も白に塗り替えたいとのご要望でした。劣化している土台をしっかりと整える作業を行い、塗装致しました。施工期間は1日です。
施工前
こちらが施工前のフェンスの様子です。確かに色褪せやくすみがみられ、メンテナンスに適切な時期です。
施工中
ケレン作業
土台を整えるケレン作業は金属部だけでなく、木部にも行う作業です。専用の研磨機で、粗い凹凸やささくれなどを除去していきます。それから、電動ではない道具も使い、繊細な作業に職人としての経験を活かします。ケレン作業は塗装工事において、全てを左右するほどの重要な工程です。弊社では本当に質の良い結果をお届けするため、目に触れない部分にも手は抜きません。
塗装
下塗り
腐朽や害虫などから木を保護するため、硬化剤を混ぜて塗装していきます。木の呼吸を妨げない塗料のため、自然に長持ちさせることができます。
2枚目は下塗りが終わり、乾燥させている工程です。まだ土台の木目が見える程度の薄い塗膜で、ここから塗り重ねて強靭に保護します。外壁塗装と同様に、木部も複数回に分けて塗り重ねることが基本です。下塗り材として使用致しましたのは「一液ファインウレタンU100木部用下塗」です。
中塗り
先ほど作った下塗りの塗膜に重ねて塗っていきます。木部塗装には「造膜タイプ」と「浸透タイプ」の2種類があり、今回は前者で、木目のディテールはデザイン面では消えてしまうものの、やはり耐久性においては優れています。何層にもぶ厚い塗膜を形成することで、水による劣化が進みやすい木を守ることになります。
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参考サイト▷外壁・屋根塗装の基本「3回塗り」の必要性について
上塗り
上塗りに移ります。先ほどと同じ塗料を使います。この段階に来ると木目はほとんど見えなくなりますが、逆に言えば、十分な厚さが形成できたということで、常に雨水や紫外線にさらされるフェンスも最大限に保護してくれます。
完工
以上にて完工となります。表面も裏面も白にがらりとチェンジし、玄関周りに爽やかな印象を生みだしています。
担当者のコメント
木は湿気を吸いこむ性質がありますが、その際にわずかに膨張したり、収縮したりが起こります。そのため木部塗装の場合は、塗膜はセメントや金属などに比べるとどうしても耐久性が落ちてしまいます。今回はフェンスのご依頼を頂きましたが、外壁や破風板、ウッドデッキなど住宅の安全性に関わる部分で木が使用されていることは多々あります。そのような場合には、深刻な症状になる前にご相談頂ければと存じます。
弊社では塗装工事のほかに防水工事やシーリング工事も行っております。お困りごとの際にはまず一度、お問い合わせくださいませ。
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参考サイト▷外壁塗装の手抜き事例と被害に遭わない方法
現場住所 | 長野県松本市 |
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施工内容 | フェンス塗装 |
施工箇所詳細 | 木製フェンス |
施工期間 | 1日 |
工事金額 | 4万8千円 |
その他使用建材 | 下塗り:一液ファインウレタンU100木部用下塗 上塗り:ファインウレタンU100 硬化剤 |