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屋根塗装に最適な「遮熱塗料」の特徴、メリットについて

2025/03/25

屋根塗装は、住宅の美観を維持するだけでなく、長期的に見て屋根材の保護や住宅の快適性向上に役立つ重要な作業です。中でも、夏の暑さ対策として注目されているのが「遮熱塗料」です。本記事では、遮熱塗料の基本的な特徴やメリット、そして実際に使用されているスタンダードな製品も含めて詳しく解説していきます。

長野県松本市のような寒暖差の激しい地域でも効果的に使える遮熱塗料について理解を深めましょう。

遮熱塗料とは?特徴と仕組み

遮熱塗料は、太陽からの赤外線を反射することで屋根表面の温度上昇を抑え、室内の温度を低く保つことを目的とした塗料です。一般的な屋根塗料とは異なり、特に夏場の冷房負荷を軽減する役割があります。

また、断熱塗料との違いとして、遮熱塗料は主に「熱を反射して建物内に入れない」ことに重点を置いている点です。これに対して、断熱塗料は「一度吸収した熱を室内に伝えにくくする」という仕組みであるため、役割が異なります。

遮熱塗料には、シリコン系やフッ素系などの種類があり、選ぶ材料や塗料の品質によって性能や耐久年数が変わってきます。

遮熱塗料のメリット

遮熱塗料には、お住まいをより快適にするだけでなく、エネルギーの節約や建材の寿命を延ばすなど、様々な良い点があります。以下では、特に重要な4つのメリットについて、分かりやすく説明していきたいと思います。

室内温度の上昇を抑える効果

遮熱塗料の最大の特長は、「太陽光の赤外線を反射し、屋根の表面温度の上昇を抑える」ことです。屋根は家の中でも特に太陽の熱を受けやすい部分であり、夏場には表面温度が60〜70℃を超えることも珍しくありません。

しかし、遮熱塗料を施工することで、表面温度は10〜20℃程度低下することが実証されていますこれは、たとえば65℃の屋根表面が、遮熱塗装によって45〜50℃程度に抑えられるということです。屋根材が熱くなればなるほど、その熱が屋根裏を通して室内に伝わり、冷房効率を悪化させてしまいます。

遮熱塗料を使えば、この熱の侵入を大きく軽減できるため、2階の部屋の蒸し暑さが緩和されたり、家全体の温度上昇を防ぐことが可能です。特に吹き抜けや勾配天井のある住宅では効果を感じやすく、「以前よりエアコンの効きが良くなった」という声も多く聞かれます。

屋根材の劣化を防ぐ

屋根は日々、強い紫外線や風雨にさらされており、過酷な環境下にあります。とくに太陽の熱による「熱膨張・収縮」は、屋根材や塗膜の劣化を促進する大きな要因です。昼間に熱で膨張し、夜間に冷えて収縮するというサイクルが繰り返されることで、素材に細かなひび割れが発生したり、塗膜が剥がれやすくなったりします。

遮熱塗料を使えば、この温度変化の幅を小さくでき、屋根材や塗料表面への負担が軽減されます。その結果、屋根材のひび割れ・反り・退色などの劣化を抑え、メンテナンスサイクルを延ばすことが可能になります。長期的には、塗り替え頻度の低減や修繕費用の節約にもつながります。

特にスレート瓦(コロニアル)などの薄型屋根材は、熱の影響を受けやすいため、遮熱塗料による保護効果は非常に大きいといえるでしょう。

光熱費の節約

室内温度が下がることで冷房効率が向上し、エアコンの稼働時間や出力を抑えられるようになります。これにより、電気使用量が減り、毎月の電気代を節約することが可能です。

実際、遮熱塗料を施工した住宅での試算では、年間で1〜2万円以上の電気代削減効果があったという報告もあります(住宅の構造や使用状況により異なります)。特に冷房の使用頻度が高い家庭や、2階に居室がある住宅ではその恩恵が大きくなります。

また、電気料金が高騰しやすい昨今においては、遮熱塗料による「自家節電対策」は中長期的に見て非常に賢明な選択肢です。「塗るだけで節電できる」この手軽さも、遮熱塗料の魅力の一つです。

環境負荷の軽減

遮熱塗料は、環境にやさしいエコ建材としても高く評価されています。冷房の使用量を減らせば、その分、発電に必要なエネルギーも抑えられ、二酸化炭素(CO₂)の排出量削減に貢献します。

また、都市部で問題視されている「ヒートアイランド現象」に対しても効果があります。建物やアスファルトが太陽熱を吸収・蓄積することで都市の気温が上昇してしまう現象ですが、遮熱塗料によって建物自体が熱を吸収しにくくなることで、地域全体の温度上昇を和らげる効果があるのです。

さらに、環境省や各自治体によっては、こうした省エネ・環境配慮型の塗装に対する補助金制度が設けられている場合もあります。松本市を含む長野県内でも、一定の条件を満たせば対象となる可能性があるため、塗装前には一度確認してみることをおすすめします。

遮熱塗料のデメリットと注意点

遮熱塗料には多くのメリットがある一方で、導入前に知っておきたい注意点や、使用にあたってのデメリットも存在します。ここでは、遮熱塗料を検討するうえで理解しておきたいポイントをわかりやすく解説します。

初期費用が高い

遮熱塗料は、一般的なアクリルやウレタンなどの塗料に比べて、材料費・施工費ともにやや高めに設定されているケースが多く見られます。施工する屋根の面積や使用する塗料のグレードによって異なりますが、一般住宅の屋根塗装で考えると、通常の塗料に比べて数万円〜十数万円程度、費用が上乗せされることがあります。

この費用差は、「反射性能を持たせるために特殊な顔料や添加剤が使用されていること」や、「製造コストが高い」ことに起因しています。そのため、短期的にはコストが割高に感じられるかもしれません。

しかし、長期的な視点で見ると、冷房使用量の削減による電気代の節約や、屋根材の劣化を抑えることでメンテナンスサイクルが長くなるなどの利点があり、結果として「トータルコストで見ればコストパフォーマンスに優れた選択」だと言えるでしょう。特に冷房費がかさむ夏場の光熱費を意識しているご家庭には、十分な投資価値があります。

冬場の寒さ対策には不向き

遮熱塗料は「熱を反射して室内の温度上昇を防ぐ」ことに特化しているため、冬場においては反対に「太陽熱の取り込みができず、室内が暖まりにくい」という側面があります。

つまり、寒冷地では遮熱効果が仇となることがあるのです。たとえば、長野県松本市のような地域では、夏の暑さ対策だけでなく、冬の厳しい寒さにも対応した住環境が求められるため、「遮熱」だけに偏るのではなく、「断熱性能とのバランスを考える」ことが重要になります。

そのため、遮熱塗料と断熱塗料の併用や、「遮熱性能は控えめだが通年の温度変化に対応できる多機能型塗料」の導入を検討するのもひとつの方法です。また、屋根の形状や住宅の構造によっても効果は変わるため、地域特性やライフスタイルに応じた塗料選びをすることが望ましいでしょう。

遮熱効果が落ちる条件

遮熱塗料は、塗布した直後は高い性能を発揮しますが、年数の経過や環境条件により遮熱性能が徐々に低下することがあります。その主な原因は以下の3点です。

・塗膜の劣化

日射や風雨、雪、寒暖差といった自然の影響を受け、時間とともに塗膜が劣化していきます。劣化が進むと、塗料本来の遮熱性能が十分に発揮されなくなります。

・汚れやカビ・苔の付着

屋根表面に汚れや苔がたまると、塗料の反射機能が阻害され、遮熱効果が低下します。特に北面や湿気の多い環境では、苔や藻が発生しやすく、注意が必要です。

・メンテナンス不足

遮熱塗料は「塗って終わり」ではなく、定期的な点検とメンテナンスが必要です。適切なタイミングでの洗浄や再塗装を行うことで、長期間にわたって遮熱性能を維持することが可能になります。

対策ポイント

遮熱塗料の効果を長持ちさせるには、以下の点を意識しましょう。

・施工から5〜7年を目安に、専門業者による点検を依頼する
・苔・カビが多い環境では、定期的な洗浄や塗り替えを検討する
・遮熱効果の高い塗料でも、10年を過ぎると性能は徐々に落ちてくるため、塗り替え時期の見極めが大切

遮熱塗料の施工方法と選び方

遮熱塗料を選ぶ際には、屋根の材質や気候、予算を考慮することが大切です。また、以下のような代表的な製品が広く使われています。

代表的な遮熱塗料

・日本ペイント「サーモアイシリーズ

高い反射性能と耐久性を誇る。シリコン系の「サーモアイSi」と、フッ素系の「サーモアイF」が特に人気。

・エスケー化研「クールタイトシリーズ

防カビ・防藻性があり、住宅や工場で幅広く使われている遮熱塗料。コストパフォーマンスが良い。

・アステックペイント「スーパーシャネツサーモシリーズ

赤外線を効率的に反射し、長期にわたり効果を発揮。特に色あせしにくい特性がある。

・水谷ペイント「快適サーモシリーズ

色彩が豊富で、景観に配慮しながら遮熱効果を得られる。JIS認証を取得した高性能塗料。

これらの製品は、施工実績が豊富で、信頼性の高いスタンダードな遮熱塗料です。松本市周辺でも広く採用されていますので、施工業者と相談しながら最適な製品を選びましょう。

遮熱塗料の費用とコストパフォーマンス

遮熱塗料は、屋根塗装のなかでも比較的高価な部類に入ります。しかし、その優れた性能と長期的な経済効果を考えると、非常にコストパフォーマンスに優れた選択肢であると言えるでしょう。ここでは、実際の施工費用の相場や、経済的メリット、そして補助金制度の活用について詳しく解説します。

遮熱塗料の施工費用の目安

遮熱塗料の施工費用は、塗料の種類や屋根の状態、施工する面積によって異なりますが、一般的には1㎡あたり2,500〜4,500円程度が相場となっています。これに対して、一般的なシリコン塗料の場合は1㎡あたり1,800〜3,000円程度が目安とされており、おおよそ10〜30%ほど遮熱塗料の方が高額です。

たとえば、屋根面積が80㎡の一般的な戸建て住宅であれば、遮熱塗料を選んだ場合、以下のような費用感になります。

項目 通常塗料 遮熱塗料
施工単価(仮) 2,500円/㎡ 3,500円/㎡
屋根面積 80㎡ 80㎡
総額(目安) 約20万円 約28万円

このように、初期投資としては数万円の差が出ることが一般的ですが、その価値は後述する「光熱費削減」や「屋根材の保護効果」によって十分に補填できる可能性があります。

光熱費の削減効果

遮熱塗料は、屋根表面の温度上昇を抑えることで室内の温度上昇を軽減し、冷房負荷を下げる効果があります。これにより、エアコンの稼働時間が短くなり、月々の電気代を削減できます。

【例】

2階にリビングがある家庭や、南向きで日差しが強く当たる住宅では、遮熱塗料の効果が顕著に表れます。ある実例では、遮熱塗料の施工により、夏の1か月あたりの電気代が約1,500〜2,000円下がったという報告もあり、年間で1〜2万円以上の節電効果が見込めるケースもあります。

また、遮熱塗料による温度低下は体感温度にも影響し、「以前より暑さを感じにくくなった」「エアコンの設定温度を上げても快適に過ごせる」といった住み心地の変化も多くの方が実感しています。

屋根材の寿命延長によるコスト削減

遮熱塗料には、単に室内温度を下げるだけでなく、屋根材の温度変化による劣化を抑える効果もあります。太陽光による膨張・収縮の繰り返しは、ひび割れや反り、塗膜の剥離を引き起こし、結果的に屋根材の寿命を縮めてしまいます。

遮熱塗料はこうした熱ストレスを軽減することで、屋根材の劣化を抑え、塗り替え周期を延ばすことにもつながります。たとえば、10年ごとに必要だった塗装メンテナンスを12〜15年に延ばすことができれば、長期的に数十万円単位のコスト削減も可能になるでしょう。

補助金・助成金制度の活用

さらに注目したいのが、地域によっては遮熱塗料の導入に対して補助金や助成金制度が用意されている場合があるという点です。

たとえば、長野県内では「住宅の省エネ改修」に関連した補助制度が市区町村レベルで行われていることがあり、遮熱塗料や断熱リフォームに対して数万円〜十数万円の補助金が支給されるケースも見受けられます。

松本市でも、過去には「住宅用省エネルギー改修支援事業」などが実施されていた実績があるため、塗装工事を検討している方は、まず市役所や地元の施工業者に相談し、現在利用可能な補助金制度を確認することが非常に重要です。

また、国の「住宅エコリフォーム」や「こどもエコすまい支援事業」などの大型補助制度が利用できる年もあるため、最新情報を定期的にチェックすることをおすすめします。

まとめ

遮熱塗料は、夏の暑い日でもお部屋を快適に保ち、屋根も長持ちさせることができる画期的な塗料なんです。特に松本市のように寒暖差が大きな地域では、その土地に合った製品選びが大切になってきます。遮熱塗料の導入をご検討の方は、ぜひ経験豊富な専門家にご相談いただき、お客様のご要望に合ったプランをお選びください。

私ども株式会社colorは、長年の実績と確かな技術力を活かし、お客様の大切な屋根塗装工事を責任を持って承ります。ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

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