長野県松本市にて屋上防水工事
2025/10/14




お客様のお悩みとご依頼のきっかけ、弊社からのご提案
長野県松本市にて行った、屋上防水トップコート塗り替え工事のご紹介です。
そろそろトップコートのメンテナンスをしたいとのことでご相談いただきました。
偶然、塗料の在庫がありましたので通常よりお安く施工させていただきました。
施工前
防水層のトップコートは、製品にもよるものの大体10年ほど経過すると明らかな劣化症状が見えてきます。
今回も、アスファルト防水の境目部分の保護が不十分で、表面が深くひび割れている部分も。
このような箇所に雨水が浸入すると、雨漏りとなってあらわれる可能性があります。
施工中
高圧洗浄・下地調整
初めに、必ず塗装する面を清浄にしなくてはいけません。
通常の掃除では綺麗にできない汚れも、高圧洗浄機と専用の工具を使えば、ほぼ落とすことができます。
既存防水材の表面で、凹凸が激しく塗装に影響が及ぶ部分は、研磨具か補修材で整えます。
塗装前の下地調整が結果を決めるといっても過言ではありませんので、弊社では、時間を省かず行わせていただいております。
塗装(1回目)
アスファルト防水に適した上塗り材「ルーフガード」を使用します。
下地の形状に滑らかに追従するので、ひび割れのある面に塗っても、あとあと割れてきたり等のトラブルが起こりづらいです。
耐候性が高く、艶消しで落ち着いた塗膜に仕上がるバランスのよい塗料です。
立ち上がり部分にももちろん塗装しますが、この部分は床面とは違い、塗料の垂れを注意する必要があります。
塗料の量が足りていないことは当然ご法度で、かといって多ければいいというものでもありません。
多すぎたり、塗料の粘度が低すぎると、垂れが起こり見栄えが悪くなる・乾燥不良となり崩れるなどの問題に。
こちらの「ルーフガード」は1液タイプ(2液の場合は2種類の材料を攪拌して作らないといけない)のため、万が一にも、濃度にミスは起こりません。
ですので、塗装の際にはとにかく平滑に、過不足ない量感で仕上げます。
広い面をローラーにてスピーディに塗り進めます。
写真左側に写っているのは、深いひびの補修跡です。
塗装(2回目)
完全に乾燥したのち、同様に2回目の塗装を行います。
この時、無理に施行期間を短縮するために、乾燥不十分のまま塗り重ねると、層の内部で発生した蒸気が原因でトラブルが起こります。
膨れて破れたりするのは、典型的に、乾燥不十分・または蒸気の排出機能に施工不良があることが多いです。
完工
以上で、2日間での完工となりました。
かなりひび割れが目立って、防水機能が脆弱化していたのが、引き続き建物を守れる屋上へ。
台風など大雨の降った時にも安心してお過ごしいただけます。
担当者のコメント
この度は、株式会社colorまでご依頼くださいまして、誠にありがとうございました。
今回使用した「ルーフガード」は低気温下であっても施工でき、色のバリエーションと遮熱タイプの展開もございます。
塗装工事のこだわりどころといえばやはり、外壁を想像されることと存じますが、実は防水もさまざまなこだわりを込めることが可能です。
不安な点も、一級塗装技能士が経験を活かして対応致しますので、どんなことでも安心してご相談いただければ幸いです。
状態を見ておきたい場合には、現地調査をご依頼くださいませ。
こちらの記事はベランダ・バルコニー防水についての解説ですが、屋上防水とも共通する要素ですので、ぜひ併せてお役立てください。
現場住所 | 長野県松本市 |
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施工内容 | 屋上防水トップコート塗り替え |
施工箇所詳細 | 屋上防水 |
施工期間 | 2日 |
その他使用建材 | ルーフガード |