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塗り壁材「ジョリパット」とは?性能と特徴について

2025/04/21

外壁のリフォームや新築を検討しているときに、「ジョリパット」という塗り壁材の名前を耳にしたことはありませんか?

ジョリパットは、外壁材の中でも特にデザイン性と機能性に優れた仕上げ材として人気を集めています。

長野県松本市のように、寒暖差が大きく、紫外線や雪など自然環境の影響を受けやすい地域では、外壁材選びが建物の耐久性に大きく影響します。今回は、塗り壁材「ジョリパット」について、その特徴・性能・メリット・注意点を詳しく解説します。

ジョリパットとは?

 

ジョリパットは、建築材料メーカー「アイカ工業」が開発した塗り壁材(左官仕上げ材)で、外壁や内壁の仕上げに使われる高性能な意匠性仕上げ材です。

一般的な外壁塗料と違い、ジョリパットは職人がコテやローラーなどを使って一面一面手作業で仕上げていきます。そのため、オリジナルの質感・模様を演出できるのが大きな魅力です。

モルタルやサイディングなどの下地の上から塗ることができ、住宅の外壁はもちろん、塀や内装にも使われています。建物全体の雰囲気に合わせて、ナチュラルにもモダンにも仕上げられるのがジョリパットの強みです。

ジョリパットの特徴・性能

ジョリパットには、見た目だけではないさまざまな機能が備わっています。

1. 高いデザイン性

ジョリパット最大の魅力は、なんといってもデザインの多様さです。

表面の模様(テクスチャ)は100種類以上。コテやローラー、吹き付けなど施工方法によって仕上がりが変わるため、世界に一つだけの外壁デザインが実現できます。

カラーバリエーションも豊富で、和風・洋風どちらの建物にも合う仕上がりにできる点も人気の理由です。外観にこだわりたい方、個性的なデザインを求める方には最適です。

2. 優れた耐久性

ジョリパットは、塗り壁材の中でも耐久性の高さに定評があります。

適切な施工とメンテナンスを行えば、15~20年程度の耐用年数が期待できます。

紫外線や雨風、気温差などにも強く、クラック(ひび割れ)が入りにくい柔軟な塗膜を形成。これは、寒暖差の大きい松本市のような地域において、非常に重要なポイントです。

3. 防カビ・防藻性能

ジョリパットには、防カビ・防藻性に優れたタイプもあります。北面の外壁や日当たりの悪い場所など、湿気がこもりやすい場所でも安心して使えるのが特徴です。

特に「ジョリパットフレッシュインフィニティ」などの製品は、セルフクリーニング機能を持ち、汚れや藻を雨で自然に洗い流す仕組みが採用されています。

4. 透湿性のある快適な壁

ジョリパットの塗膜は、透湿性(湿気を通す性質)を持っています。

これにより、壁の内部にこもった湿気を外へ逃がし、結露や塗膜の浮き・膨れといったトラブルを防ぎます。結果的に、建物の寿命を延ばすことにもつながります。

ジョリパットのメリット

ジョリパットを採用することで得られるメリットは多岐にわたり、見た目の美しさだけでなく、機能性やメンテナンス性にも優れています。以下に、ジョリパットの魅力を具体的にご紹介します。

デザインの自由度が高い

ジョリパット最大の特長は、仕上げデザインのバリエーションが非常に豊富であることです。コテやローラー、吹き付けなどの施工方法によって、凹凸のある立体的な模様から滑らかな仕上がりまで、100種類以上のパターンを作り出すことができます。さらに、カラーラインナップも多彩で、建物の雰囲気や周囲の景観に合わせた配色が可能です。

和風・洋風を問わず、住宅・店舗・施設などあらゆる建築物に調和しやすいため、「世界に一つだけの外壁」を実現したい方には最適な塗り壁材です。

外観が高級感のある仕上がりに

ジョリパットは、素材感のある質感と手仕事の風合いによって、高級感のある外観に仕上げることができます。シンプルでありながら存在感のある佇まいは、特にデザインにこだわりたい方に支持されています。

また、デザイン性の高さから、美容院やカフェ、雑貨店といった「外観が集客に直結する業種」でも多く採用されています。来客者の印象を左右するファサードを、個性的かつ洗練されたデザインに仕上げられるのは、ジョリパットならではの魅力です。

高耐久で長持ち

ジョリパットは、適切な施工とメンテナンスを行うことで15~20年程度の耐用年数が期待できる、高耐久な塗り壁材です。紫外線や雨風、気温の変化にも強く、特に寒暖差の大きい長野県松本市のような地域でも、長期間にわたって美しい外観を保つことができます。

定期的な洗浄や軽微な補修を行うことで、より長く美観と性能を維持できるため、ランニングコストを抑えたい方にもおすすめです。

ひび割れに強い

ジョリパットは、柔軟性のある塗膜を形成するため、モルタル外壁に起こりやすいクラック(ひび割れ)を抑える効果があります。外壁のクラックは、見た目の問題だけでなく、雨水の侵入や内部劣化の原因になることもあるため、ひび割れに強い塗料は安心材料の一つです。

特にモルタル外壁との相性が良く、築年数の経った住宅や、ひび割れの予防を重視するケースでも活躍します。

部分補修や再塗装が可能

ジョリパットは、劣化や汚れが気になった際の補修や再塗装が比較的しやすい塗り壁材です。塗り直しの際にも、既存の質感や色味に近づけて再施工できるため、建物全体の印象を大きく変えることなくメンテナンスが可能です。

また、既存のジョリパット外壁に「ジョリパットフレッシュ」などの専用塗料を塗り重ねることで、美観と保護性能を再び取り戻すことができます。

ジョリパットのデメリット・注意点

ジョリパットは魅力的な塗り壁材ですが、採用にあたっては事前に把握しておきたい注意点もいくつかあります。デザイン性や機能性の高さに目を惹かれがちですが、施工後に後悔しないためにも、以下のポイントをよく理解しておくことが大切です。

汚れがやや付きやすい

ジョリパットは意匠性を高めるために、表面がざらざらとした質感に仕上がるのが一般的です。この凹凸があることで陰影や立体感が生まれる一方、ホコリや雨だれ、排気ガスによる汚れが付きやすいという側面もあります。

特に風通しが悪い場所や、交通量の多い道路沿いの住宅などでは、黒ずみや水垢が目立つことがあります。こうしたケースには、防汚タイプのジョリパット(ジョリパットクリーンシリーズなど)を選ぶことで、ある程度の汚れ対策が可能です。また、定期的な洗浄やメンテナンスを行うことで、美観を長く保てます。

職人の技術に左右される

ジョリパットは、コテやローラーなどを用いて手作業で仕上げるため、施工する職人の技術力や経験が仕上がりに大きく影響します。模様の出し方や厚みの均一性、塗りムラの有無など、細かい部分まで丁寧に施工できるかどうかで、完成度は大きく変わってきます。

そのため、過去の施工実績が豊富な業者を選ぶことがとても重要です。安さだけで業者を選んでしまうと、「想像と違う仕上がりになってしまった」という失敗につながる恐れもあります。

施工費用がやや高め

ジョリパットは、一般的なシリコン系やウレタン系の塗料と比べて、材料費・施工手間の両面でコストが高めです。特に凝ったデザインや広範囲の施工になると、その分費用もかさみやすくなります。

ただし、その分デザイン性や耐久性に優れており、長期的に見ればコストパフォーマンスの良い外壁材とも言えます。最初の費用だけでなく、10年・20年後まで見据えてトータルの費用対効果を考えることが大切です。

部分補修が難しい場合がある

ジョリパットは独特の模様やテクスチャが特徴であるため、一部の損傷やひび割れを目立たず補修するのが難しいこともあります。特に複雑なパターンで施工されている場合、補修箇所だけ色や模様の違いが浮き出てしまうケースもあるのです。

ただし、同じ職人・同じパターンで補修すれば違和感を抑えることも可能ですし、塗り重ねによる再施工で全体を整えるという選択肢もあります。施工前に、補修のしやすさについても業者と相談しておくと安心です。

ジョリパットがおすすめの建物・ケース

 

ジョリパットは、見た目の美しさと機能性を兼ね備えた塗り壁材です。どんな建物に向いているのか? という点で迷う方もいるかもしれませんが、以下のようなケースでは特におすすめです。

オリジナリティのある住宅を建てたい方

ジョリパット最大の特徴は、仕上げパターンの豊富さとカラーバリエーションの多さ。スタイリッシュなモダン住宅から、趣のある和風建築まで、幅広いデザインニーズに対応できます。外観に個性を持たせたい方や、他とは一味違う住まいを実現したい方に最適です。

また、既存住宅のリノベーションにも向いており、外壁を塗り替えるだけで一気に現代風の印象に変えることも可能です。

おしゃれな外観を演出したい店舗や事務所

カフェ、美容室、雑貨店、デザイン事務所など、「見た目の印象が集客やブランドイメージに直結する業種」では、外観の雰囲気づくりがとても重要です。ジョリパットなら、ナチュラルな風合いから高級感のある仕上がりまで自在に演出できるため、建物そのものが広告やブランディングの一部になります。

モルタル外壁のひび割れが気になっている方

モルタル外壁に多い細かなクラック(ヘアークラック)は、美観を損ねるだけでなく、放置すると雨水の浸入や劣化の原因になります。ジョリパットは柔軟性があり、下地の動きにも追従しやすいため、ひび割れに強いという特性があります。

現状モルタル壁で、ひび割れやメンテナンス性に悩んでいる方にも非常におすすめです。

寒冷地にお住まいの方

松本市のように寒暖差が大きく、凍結・融解によるダメージを受けやすい地域では、外壁材の選定が重要になります。ジョリパットは耐候性・耐久性にも優れており、凍害にも強いため寒冷地でも安心して使用できます。

さらに、断熱効果のある下地材と組み合わせることで、住宅の省エネ性能の向上にもつながります。

まとめ

塗り壁材「ジョリパット」は、デザイン性・耐久性・機能性のバランスに優れた塗り壁材です。寒暖差の激しい松本市でも、その性能は十分に発揮され、多くの住宅や店舗で採用されています。

外壁を美しく長持ちさせたい、他とは違う個性的な仕上がりにしたい、という方にはとてもおすすめです。

松本市での外壁塗装は、地域密着・確かな技術の「株式会社color」にお任せください。ジョリパットの魅力を最大限に引き出す外壁リフォームをご提案いたします。

▷長野県塩尻市にてジョリパットによる屋根裏塗装

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