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外壁の「コーキング・シーリング工事」の重要性について

2025/01/17

毎日の暮らしの中で、私たちの家を美しく保ち、大切な住まいを雨や湿気から守るために欠かせない大切な工事をご存知でしょうか。それが「コーキング・シーリング工事」です。松本市を拠点とする株式会社colorでは、この見落としがちな外壁のメンテナンスに注目し、お客様の大切な建物を長く保つためのサポートを行っています。

コーキング・シーリング工事は、単に建物の隙間を埋めるだけではありません。防水性はもちろん、建物の耐久性を高め、外観の美しさまで考慮した総合的なメンテナンス工事です。以下で、その重要性について詳しくご説明させていただきます。

外壁のコーキング・シーリング工事について

松本市で外壁塗装や屋根塗装をご検討中の皆さま、当社では建物を長くお使いいただくためのメンテナンスプランをご提案しています。特に大切なのが、外壁の「コーキング・シーリング工事」です。この工事は、建物の寿命を延ばすために欠かせない重要な役割を担っています。

コーキング・シーリングとは

建物の外壁や窓、ドアの隙間を特殊な材料で丁寧に埋める専門的な施工作業のことです。この重要な工事により、雨水や外気の侵入を効果的に防ぎ、建物の劣化を長期的に防止することができます。また、適切な施工を行うことで、優れた防音効果や断熱効果も期待でき、室内環境の快適性を大幅に向上させることができます。これは住まいの価値を維持し、長く快適に暮らすための重要な要素となっています。

主な材料の種類と特徴

コーキング・シーリングに使用する材料には、それぞれ特徴的な性質を持つ以下のような種類があります。

ウレタン系

壁にしっかりと密着し、塗装もできる優れた材料です。伸縮性が高く、建物の動きにも対応できますが、紫外線による劣化が比較的早い特徴があります

シリコン系

耐候性と耐久性に優れ、特に窓まわりや水回りに最適な材料です。耐熱性も高く、長期間の使用に耐えられますが、上から塗装することができないという制限があります

変成シリコン系

上記2種類の長所を効果的に組み合わせた革新的な材料で、優れた耐久性と使い勝手の良さを兼ね備え、様々な場所に使用できます。特に外装工事での需要が高まっています

アクリル系

主に室内用の材料として使用され、取り扱いが容易で経済的です。ただし、防水性は他の材料と比べて高くないため、使用場所を慎重に選択する必要があります

コーキング・シーリング工事の重要性

防水性の向上

コーキング・シーリング工事をしっかりと行うことで、外壁の隙間から雨水が入り込むのを防ぎ、建物の内部が傷んだり、カビが生えたりするのを防ぐことができます。特に松本市のように寒暖の差が大きい地域では、温度変化で建材が伸び縮みしたり、凍結で劣化したりするため、雨水や湿気の侵入が大きな問題になります。そのため、専門的な技術による外壁の防水対策が、建物を長持ちさせる重要な要素となっているのです。

耐久性の向上

シーリング工事は、建物全体を守り、長く使えるようにする大切な役割があります。古くなったシーリングをそのままにしておくと、雨水が建物の中に入り込んで、建物の骨組みが腐ったり傷んだりする可能性が高くなってしまいます。また、外壁のひび割れや歪みを防ぐことで、建物全体の寿命を延ばし、修理費用を抑えることができます。さらに、建物の気密性が良くなることで、冷暖房効率も上がります。

美観の維持

新しいシーリング材は見た目も美しく、建物の外観を長く保つことができます。シーリングが劣化すると建物の見た目が損なわれるだけでなく、資産価値も下がってしまう可能性があるため、定期的なメンテナンスをお勧めしています。また、外壁とシーリング材の色を調和させることで、建物全体の見た目が引き締まり、街並みの美観維持にも貢献できます。最近のシーリング材は色の種類も豊富で、建物の特徴を活かした仕上がりを実現できます。

コーキング・シーリングの劣化サイン

シーリング材が劣化すると、建物を守る機能が低下してしまいます。以下のような変化が見られたら要注意です。早めの対応をお勧めいたします。

ひび割れ

シーリング材が固くなって弾力を失い、ひび割れが発生します。時間とともにひび割れは大きくなり、建物を守る機能が低下してしまいます。

剥がれ

外壁や窓枠からシーリング材が剥がれ始めると隙間ができます。この隙間から雨水や外気が入り込み、建物の内部にダメージを与える可能性があります。

硬化

シーリング材が硬くなって伸び縮みしなくなります。建物の自然な動きについていけず、さらなる劣化の原因となってしまいます。

これらの変化は、早めに発見することが大切です。定期的な点検で、小さな変化も見逃さないようにしましょう。

放置するとどうなるの?

シーリングの劣化を放置してしまうと、建物に様々な問題が起きる可能性があります。具体的には以下のような心配があります。

雨漏りと腐食

壁や柱、梁などの大切な部分が水分を含んで腐食し、建物の強度に影響が出る可能性があります。

カビと湿気

室内の環境が悪化して、ご家族の健康に影響を及ぼすことがあります。また、壁紙や床材も傷んでしまいます。

シロアリ被害

湿気の多い環境はシロアリを呼び寄せやすく、建物の木部が傷む原因となります。

建物の寿命低下

上記の問題が重なり合って、建物の寿命を縮めてしまう結果になりかねません。

これらの問題を防ぐために、定期的な点検とメンテナンスが必要です。早めの発見と対応で、建物を長持ちさせることができます。

コーキング・シーリング工事の施工方法

打ち替え工法

古くなったシーリング材を一度すべて取り除き、新しいシーリング材を丁寧に充填していく方法です。シーリング材の劣化が進んでいる場合や、建物に合わない種類のシーリング材が使われている場合におすすめです。手間はかかりますが、耐久性が高く、建物を長期間しっかりと守ることができます。

増し打ち工法

今ある古いシーリング材の上から、新しいシーリング材を追加していく方法です。軽い劣化の場合や、現在使われているシーリング材が建物に適している場合に選ばれます。費用を抑えられる工法ですが、土台となる古いシーリング材が良好な状態であることが大切です。

コーキング・シーリング工事の手順

古いシーリング材の除去

まず、建物の外壁や窓枠にある古くなったシーリング材を、専用の道具を使って丁寧に取り除いていきます。建物を傷つけないよう、細心の注意を払いながら作業を進めます。

入念な清掃と乾燥

隙間に残った古いシーリング材や汚れを専用の洗浄剤でしっかりと落とし、新しいシーリング材がしっかりと付くように、完全に乾かします。この工程は仕上がりを大きく左右する大切な作業です。

プライマー(下地材)の塗布

シーリング材がより強く、長持ちするように、建物の素材に合わせたプライマーを均一に塗ります。プライマーは接着力を高める重要な役割を果たします。

シーリング材の充填

建物の特徴や環境に最も適したシーリング材を選び、専用の道具で隙間にていねいに充填していきます。その後、専用のヘラで表面を美しく整えていきます。

養生と最終確認

シーリング材が完全に固まるまでしっかりと養生を行い、外部からの影響を防ぎます。最後に充填状態や接着具合を入念にチェックし、必要があれば補修を行って完璧な仕上がりにします。

コーキング・シーリング工事の費用と寿命

費用の目安

コーキング・シーリング工事の費用は、いくつかの要素によって変わってきます。建物の大きさ、使用する材料、施工する範囲、建物の特徴などが主な要素です。また、古いシーリング材の状態によっても費用は変動します。一般的な費用の目安をご紹介します。

・戸建て住宅の場合:数万円~十数万円程度(建物の規模や施工箇所により異なります)
・大型施設・マンションの場合:数十万円~数百万円程度(建物の規模や構造により異なります)

シーリング材の寿命と耐久性について

シーリング材がどのくらい持つかは、使う材料や施工場所の環境によって変わってきます。天候や日当たり、建物の状態なども大きく影響します。適切な施工と定期的なお手入れを行うことで、以下のような期間お使いいただけます。

・ウレタン系:5~7年程度(柔らかく使いやすい材料ですが、比較的早めの交換が必要です)
・シリコン系:10~15年程度(耐久性に優れ、長期間安心してお使いいただけます)
・変成シリコン系:7~10年程度(ウレタンとシリコン、両方の良さを備えた材料です)

建物を長持ちさせるためには、定期的な点検と適切なタイミングでの補修が大切です。特に天候の変化が激しい地域では、こまめな点検をおすすめしています。早めの対応が建物を守る重要なポイントとなります。

まとめ

コーキング・シーリング工事は、お住まいの防水性、耐久性、そして美しさを保つための大切な作業です。特に松本市のような気候変化の大きい地域では、建物の劣化が進みやすいため、定期的な点検とメンテナンスが建物を長持ちさせるポイントとなります。

私たち株式会社colorは、外壁塗装や屋根塗装はもちろん、このコーキング・シーリング工事についても専門的な知識と経験を活かしてサポートさせていただきます。工事の内容や費用について丁寧にご説明させていただきますので、建物の状態が気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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